フランスの定番おつまみ! 豆料理「フムス」とは?

ヨーロッパは陸続きで、特に隣国とは言語や生活文化も深く関わり合っていることもあり、地域によってフランスの食文化は多様です。近年は移民の増加なども影響し、アフリカや中東のメニューも珍しいものではなくなっています。今回はフランスでもおなじみの豆料理の「フムス」をご紹介します。

世界中で大人気! 中東発祥のヘルシーな豆料理

トルコ、シリア、レバノン、イスラエル、エジプトを含むレバント地域(東部地中海沿岸地方の歴史的な名称)が発祥の豆料理「フムス」は、アラビア語とヘブライ語で「ひよこ豆」を意味します。ピューレにしたひよこ豆に、ニンニク、白練りごま、オリーブオイル、レモン果汁、塩などを加えてクリーミーなペースト状に仕上げ、最後に上質なオリーブオイルをたっぷりと回しかけていただくアラブの伝統的な家庭料理です。

シンプルながら、豆の柔らかさや材料の配分によってまったりコク深い味わいになったり、さっぱり軽い食感になったりと食味の幅が広く、テクスチャーも固め、ゆるめ、など、用途に応じて仕上げられるのも魅力。良質なタンパク質、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、GI値も低いヘルシーな料理ということもあり、ベジタリアンやヴィーガンにも人気を博しています。

少なくとも8カ国が発祥の地を主張

現在のフムスの形になったのは15世紀のオスマン帝国時代と言われ、その起源は紀元前8世紀のメソポタミア時代にまでさかのぼると言われています。そして、少なくとも8つの国が「我が国こそフムス発祥の地」と考えているようです。レバノン、イスラエル、パレスチナ、そのほかギリシャ、トルコ、ヨルダン、シリア、エジプトなども候補に挙がっていますが、特にレバノンとイスラエルの間で熱い“フムス戦争”が繰り広げられています。それほど国境を越えて愛されてきた料理です。

クセのない味わいで楽しみ方は無限大

基本のフムスは飽きの来ないシンプルな味わいですが、好みに応じてスパイスやハーブ、チーズなどを加えれば多彩な風味を楽しむことができます。ピタパンやサンドイッチに野菜と一緒にはさんで簡単な軽食として、前菜として、また肉料理や魚料理の付け合わせとして、幅広い料理で活躍してくれます。また、ニンジン、ビーツ、パプリカ、ほうれん草といった色味のある野菜を加えれば、カラフルなフムスが食卓を華やかに彩ってくれます。

クセのない味わいのためどんな食材にも合わせやすく、タマネギ等を加えてコロッケにしたり、牛乳や豆乳で伸ばしてスープにしたりとアレンジも無限大で、世界各地で多様な形で定着しています。

フランスではアペロの定番おつまみ

フランスでは、アフリカや中東からの移民が多く、市販品も充実しているため、フムスはフランス人の食生活に溶け込んでいます。野菜のディップにしたり、フランスパンやクラッカーに載せたりと、さまざまな趣向で楽しめるアペロ(アペリティフ)のお供としておなじみです。

「A TABLE!」では、多彩な味がそろった「リエット&スプレッド7種アソートメント」に、ビーツ入りのフムスをラインアップ。鮮やかなピンク色やなめらかな舌触り、繊細な味わい、後味の余韻に本格フレンチのエッセンスが感じられる仕上がりです。いつもよりちょっと贅沢な時間を過ごしたい時や自分へのご褒美、おもてなしに、ぜひおいしいワインと合わせてお楽しみください。

(参考)